【膵臓腫瘍(SPN)】嫁さんの膵臓に腫瘍が見つかった(その⑫:再退院から1年2ヶ月経過)
2019年末に受けた人間ドックで嫁さんの膵臓に腫瘍が見つかった。
(その⑫:再退院から1年2ヶ月経過)
自分自身の整理のため、あと配偶者の立場から見た状況を書くので、同じ境遇の人の何かしらの参考になればと思う。
病名は「SPN:Solid pseudopapillary neoplasm」である。日本語名は無いっぽい。比較的若い女性に出来やすいそこそこレアな病気らしい。悪性率は低く、今のところ良性とは言われている。(初回診断当時は)痛みなどの自覚症状は無し。
前回記事はこちら↓
再退院から約1年2ヶ月経過。
正直、もう書くことは無い。
ただ、「完治」では無いらしい。
<目次>
【家族構成】
一応、家族構成を書いておく。一般的な4人家族。全員、今まで大病を患ったことはない*1。
- 俺:アラサーSE
- 嫁さん:アラサー専業主婦
- 娘:5歳児。元々なのか幼稚園組だからなのか、おてんばで何も言うことを聞かない
- 息子:2歳児。昼も夜もとにかく泣く。離れると泣く。かと言って抱っこすると肩を噛んでくる。んで下ろすと泣く。
【ざっくり時系列】
2021/12下旬(再退院:1年2ヶ月目)
気が付いたら2021年末。2020年は膵臓で始まり膵臓で終わった形であった。ただ、2021年、夫婦間で膵臓の話題はほとんど出なかったと思う。
手術から1年半弱くらいになるのだが、嫁さんのお腹を見る度に壮絶な手術だったんだろうなと思う。たまに傷跡が痒くなるらしい。嫁さんは手術してからお酒を断っている。元々そこまでお酒を飲むタイプでは無かったのだが、たまにノンアルビールを飲んでいて、「ビール飲みたいなぁ・・・」と呟いている。
実際に医師から「絶対禁酒」と言われているわけではないらしい。ただ、真面目な嫁さんなので、完治するまで飲まない、と決めているっぽい。
では、「完治」しているのか。
数か月前の定期健診で担当医師に聞いてみた。
お酒のこともあるが、今回の件で”保険”のありがたみを強く感じたので、いま加入していないガン保険に入ろうと思ったのだ。ただ、手術歴があると、「完治」していることが加入の条件、とのこと。それもあって「完治」しているのが重要なのである。
医師 「完治?してるんじゃない。」
嫁さん「あ、よかった。保険の加入で完治していることが条件だったので。」
医師 「あ、そういう意味?・・・んー、、それだと完治って断言しづらいというか。」
なんやねん
やっぱりオフィシャルに「完治」と医師判断するのは難しいらしい。一番苦しめられた膵液漏は再発していないのでこれ自体は完治。ただ、大元のSPNが完治したのか、と言われると摘出はしたものの、完治の基準が曖昧なのだろう。
おそらく、数年後の最後の定期検診が終わったら完治なのだろうか。
本当はこの完治宣言を受けてこのブログも最終回にしようかと思ったのだが、なかなか難しそうだ。
ただ、前回の記事から8ヶ月も経っており、闘病ブログで更新が途絶えると読み手にソワソワさせてしまうような気もして、本記事をアップデートした。
なので、今後も特段書くような出来事は無さそうだが、年に一回くらいのペースで更新はしようと思う。
【次回】
では、何もなければ次回は2022年末くらいに。
その⑬に続く。
*1:別記事で私の顔面麻痺について書いているが、私的大病はそれ。