【膵臓腫瘍(SPN)】嫁さんの膵臓に腫瘍が見つかった(その⑩:再退院から3ヶ月半経過)
2019年末に受けた人間ドックで嫁さんの膵臓に腫瘍が見つかった。
(その⑩:再退院から3ヶ月半経過)
自分自身の整理のため、あと配偶者の立場から見た状況を書くので、同じ境遇の人の何かしらの参考になればと思う。
病名は「SPN:Solid pseudopapillary neoplasm」である。日本語名は無いっぽい。比較的若い女性に出来やすいそこそこレアな病気らしい。悪性率は低く、今のところ良性とは言われている。(初回診断当時は)痛みなどの自覚症状は無し。
前回記事はこちら↓
再退院から約3ヶ月半経過。
平和そのものである。
今回もサクッと書きます。
<目次>
【家族構成】
一応、家族構成を書いておく。一般的な4人家族。全員、今まで大病を患ったことはない*1。
- 俺:アラサーSE
- 嫁さん:アラサー専業主婦
- 娘:4歳児。元々なのか幼稚園組だからなのか、おてんばで何も言うことを聞かない
- 息子:1歳児。昼も夜もとにかく泣く。離れると泣く。かと言って抱っこすると肩を噛んでくる。んで下ろすと泣く。
【ざっくり時系列】
2021/1下旬(再退院:3ヶ月目)
去年末の診察にて、お腹の膵液の溜まりが無くなったことが分かった。
その後、断続的に起きていた嫁さんの腹痛は、ほとんどみられなかった。
そして、2021/1下旬、CT検査を実施。その目的は、本ブログの”その⑦”あたりで実施した、
内視鏡下逆行性膵胆管造影検査(ERCP)
からの、
内視鏡下乳頭切開術(EST)
ないし、
内視鏡下バルーン乳頭拡張術(EPBD)
の手術をしたことに起因する。
どういうことかというと、膵臓の入り口にステントを入れたので、そのステントを抜くべきか、入れ替えるべきか、判断するためである。
CT検査の結果は良好であり、2週間後にステントを抜くことになった。
(閑話休題)
そういえば、再退院の後、「厄払いに行った方が良いね」と嫁さんと話していた。調べると近くの神社で出来そうだったのだが、コロナ禍ということもあるし、普通に億劫でもあるので、出来ずにいた。結果、少し思考を変えて、「病気との縁を切ろう」という方針にした。というのも、”縁切り神社”が家の近くにあったため、好きな時に勝手に参拝すれば良いのだ。
んで、去年末に無事参拝済み。これで心置きなく最終回を迎える準備が出来そうだ。
(縁切り神社に絵馬が大量に吊るされていたのだが、他者に見られないように保護シールがほぼ全てに貼られていた。”病気との縁を切る”という目的は、おそらくマイノリティで、ほとんどは人間関係の縁切りだろう。すごいこと書いてあるんだろうな。。)
また、話は変わるのだけれど、嫁さんのお腹は手術跡が残っている。腹腔鏡だけでなく、結局開腹もしてしまったので、そこそこな跡である。たまに痒くなるらしい。温泉旅行に行くときは、部屋に風呂が付いている旅館を予約しようと思う。
2021/2上旬(再退院:3ヶ月半経過)
朝、嫁さんがステントを抜きに病院へ。もう体調は通常状態なので、一人で電車に乗り、病院に行くのがデフォルトになっていた。
ステントを抜く際には、かなり体力を消耗したらしい。
喉の麻酔をして、胃カメラを入れる。これだけでしんどい。
「あ、ステント見えましたー!」
「ワニ口出してー!」※たぶん、ステントを挟むやつ
「ダメだ!挟めない!〇〇出してー!」※たぶん、ワニ口より強い何か
「んー!んー!」※嫁さんの呻き声
「いま良いところだから、がんばってー!」※「動くな」と言っている
みたいな医師と助手のやり取りが続いて、終わった頃には医師も助手も嫁さんも満身創痍だったとのこと。
結果的には無事にステントは抜き終わり、入院もせず、帰宅。特に何も生活に制限も無いとのこと。
次回は、2週間後に再度診察。膵液漏の状態を診るというより、再手術時に輸血をしたので、その感染症等の血液検査をするらしい。
【次回】
いよいよ、締めに入ってきたかな。
その⑪に続く↓
*1:別記事で私の顔面麻痺について書いているが、私的大病はそれ。