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【膵臓腫瘍(SPN)】嫁さんの膵臓に腫瘍が見つかった(その⑧:再々々手術~再退院まで)

2019年末に受けた人間ドックで嫁さんの膵臓に腫瘍が見つかった。

(その⑧:再々々手術~再退院まで)

自分自身の整理のため、あと配偶者の立場から見た状況を書くので、同じ境遇の人の何かしらの参考になればと思う。

病名は「SPN:Solid pseudopapillary neoplasmである。日本語名は無いっぽい。比較的若い女性に出来やすいそこそこレアな病気らしい。悪性率は低く、今のところ良性とは言われている。(初回診断当時は)痛みなどの自覚症状は無し。

 

前回記事はこちら↓

takerururu.hatenablog.com

 

 

再々々手術から約一週間後、意外とあっさり退院した。

 

 

<目次> 

 

【家族構成】

一応、家族構成を書いておく。一般的な4人家族。全員、今まで大病を患ったことはない*1

  • 俺:アラサーSE
  • 嫁さん:アラサー専業主婦
  • 娘:4歳児。元々なのか幼稚園組だからなのか、おてんばで何も言うことを聞かない
  • 息子:1歳児。昼も夜もとにかく泣く。離れると泣く。かと言って抱っこすると肩を噛んでくる。んで下ろすと泣く。

 

 

【ざっくり時系列】

 

2020/11上旬(再入院:3週間目)

 

 内視鏡下逆行性膵胆管造影検査(ERCP)

からの、

 内視鏡下乳頭切開術(EST)

ないし、

 内視鏡下バルーン乳頭拡張術(EPBD)

の手術をした嫁さん。

心配していた急性膵炎にはならなかったようだ。もしくは、手術直後に膵炎の対処をしていたので、炎症を抑えられたのかな。

手術後に血液検査をしたのだが、血中アミラーゼの値は今までの最高値(700)を叩き出した。引き続き、注視していく必要はあるものの、体調自体は落ち着いていた。

 

手術後、最低でも1週間は入院、と言われており、育児サポートに来ている実親に現金を渡しつつ、サポート期間延長申請をした。

 

そんなこんなで2日後。嫁さんより、

「アミラーゼの値下がったよ!そろそろ退院できそう。」

え?マジ?想像以上に良い意味で早い展開。この話題では初めてと言える好転。ドレーンを取ったり、手続きをしたりで、そのあと2日後くらいに本当に退院した。

 

無事に嫁さんは帰宅できたのだが、また膵液漏が起きるとも限らない。数日は家庭内厳戒態勢を敷くも、多少の断続的な腹痛が起きるだけで、特にオオゴトは無く。以前のような落ち着いた日々を取り戻した。

 

 

2020/11下旬(再退院:3週間目)

再退院してから、2週間程度はいずれかの親に来てもらい、育児サポートを受けていた。3週間目から、平日日中は嫁さん一人で育児を再開。思ったよりもいけそうであった。このまま平和な日常を取り戻すのかなと思っていた。

 

んが、嫁さんが一言、「これ、膵液漏れてる気がする。」

 

ちょいちょい腹痛があるようで、もはや膵液が漏れる感覚が分かるようになってきたらしい。かと言って、どうしようも無いので、いつもの経過観察である。

 

 

2020/12上旬(再退院:4週間目)

再退院4週間目の夜、嫁さんが呻き声を上げた。強烈な腹痛が起きたらしい。かなり苦しそうだったので、私はいつでも救急車を呼べるように待機。救急隊員には、持病やかかりつけの病院とかを聞かれるので、簡易的な嫁さんのカルテみたいなのを作成し、保険証とかの在処を再確認した。(実際に救急車を呼ぶ事態になったら、基本アタフタしているので、救急隊員に冷静に説明できないことは前回経験した。)

その後、30分後くらいに嫁さんは眠ることが出来たようで、そのまま朝まで就寝。起床後は多少鳩尾が痛いくらいとのことだったが、念のため私の実親に家まで来てもらい、数泊してもらうことに。

 

その時は、痛みも治まっているので病院に行かない、となったのだが、翌々日の昼前、再度腹痛に見舞われる。結局のところ、診察予約をして、そのまま病院に。

 

主治医からは以下コメント。

  • 再度、膵液は漏れている。膵液の溜まりが大きくなっている。
  • しかし、まだあわてるような時間じゃない。
  • 2週間後、また検査しましょう。
  • もし、膵液の溜まりが大きくなっているようだったら、ステントを膵臓の外に貫通させて流れるようにするかも。

最後の、ステントを貫通、の部分は私も嫁さんもあまり図でイメージが出来ていないのだが、もしかしたらまた手術っぽいことをやるかもしれないとのこと。いつになったら治るのだろう、と思うのだが、一番不安なのは嫁さん自身のはずで、私としては、フォローすることしかできない。

 

 

これは、もっと一年とか長いスパンで考えていかなきゃいけないことになるのだろうか。

 

 

いつもの”経過観察”である。

 

 

 

【お金の話】 

また入院・手術をしたので、お金がかかったわけだが、

今回は3割負担でも約50万円ちょっと。たっけぇ!!

ただ、ここから高額医療費制度や共済保険により返ってくるので、結局はトントンのはず。

何度も言うけど、やっぱり民間の医療保険は入っていた方が良いよ。都道県民共済アフィリエイトリンクがあったら貼りたいぐらいだ。

 

 

 

 

【次回】

まぁ、、ステントの貫通、なるものはやることになるんだろうな。。

 

 

その⑨に続く↓

takerururu.hatenablog.com

 

*1:別記事で私の顔面麻痺について書いているが、私的大病はそれ。