【アニメ感想】嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい(評価レビュー:B-)
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい、視聴完了。考察というか、感想や評価を書いていく。
略して「嫌パン」。本作、存在は知っていたが、なかなか手を出せずにいた。先日、dアニメストアで「土下座で頼んでみた」を視聴した結果、”あなたにおすすめ”のアニメで本作が登場。じゃあ観るしかあるまいて。正直、あまり評価は高くなく、ショートアニメでもあるので、さくっと記事を書きます。
以下総括。
- 軸はもちろん”エロ”。女の子のキャラデザや表情は最高。
- ショートアニメなのに、テンポが悪い。
- EDムービーに全く力を入れていない。総じて、印象に残りづらい。
嫌な顔をされながらおパンツを見せてもらうアニメ
それ以上でも以下でもない。5分のショートアニメ。全6話で2期あるので、合計で1時間程度。全パートにて、主人公の一人称視点で進み、主人公自体は声を発しない。1話毎にヒロインが変わるわけだが、主人公も設定が変わるので、毎回若干困惑する。
「嫌な顔」の表情は絶妙
おパンツそのものより、「嫌な顔」の表情を観ることが、本作の目的であると思っている。さすがにこの部分は気合が入っており、短時間で複数の高クオリティな「嫌な顔」が観れるのは非常にお得感がある。
「土下座で頼んでみた」と比べると悪い部分が目立つ
本作は、”エロ”を軸としたショートアニメである。同じ軸のアニメは、直近(2021/2)では「土下座で頼んでみた」が挙げられるのだが、比べてみると本作の悪い部分が目立った。
土下座は、即本題*1に行き、声優の掛け合いから来る小気味好いテンポ。背景美術はとことん手を抜いて、EDムービーに力を注いでいた。ED曲は中毒性が非常に高い。総じて、強く印象に残った。
一方、嫌パンは、2~3分ほど茶番があり、その後に本題*2に入る。この茶番により、テンポが悪くなっている。”焦らし”であったり、日常シーンを経た上での本題、という狙いもあるかもしれないが、さすがにテンポが良くない。5分だと、場面設定だけでなく、キャラ設定も作らねばならない。かと言って、込み入った設定にも出来ず、非常に中途半端になってしまっている。
また、お金の使い方がおかしい。(想像するに)低予算ショートアニメなのだから、メリハリをつけるところを間違えると致命傷になる。嫌パンは、謎に背景美術に力を入れていた。視聴者としては、エロネタアニメを観に来ているので、ここで背景美術に力を注がれても心に響かない。
こういうショートアニメは「話題」にしなくてはならないと考えていて、どれだけ視聴者に強く印象に残すことが出来るのか、が肝要である。土下座に関しては、良テンポ、中毒性の高いED曲とムービーでそれを成し遂げた。ただ、嫌パンは、テンポも悪く、ED曲もムービーに力を入れなかった結果、印象に残りづらかった、総じて、嫌パンはいろいろな側面で”弱い”。
本作を観た結果、「土下座で頼んでみた」がショートアニメとしていかに優れた作品であったのか、が改めて認識出来た。以前、土下座の感想記事を書いたので良ければどうぞ。↓
思ったより、さくっとではなく、確り記事を書いてしまいました。
もう一度言うけど、キャラデザと「嫌な顔」の表情は秀逸ですので、その点が気になる人は観てみてください。