【アニメ感想】みるタイツ(評価レビュー:B+)
みるタイツ、視聴完了。考察というか、感想や評価を書いていく。
私のdアニメストア”あなたにおすすめ”について、「土下座で頼んでみた」⇒「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」⇒「みるタイツ」と遷移していった。決してやぶさかではないので、「みるタイツ」視聴開始。事前に評価等は調べなかったが、たぶん、ネット上の評価はそこそこ高いはず。
以下総括。
- これは「エロ」ではない。もっと高尚な何かだ、と前半は感じた。
- タイツをテーマとしているだけあって、タイツの質感が凄まじい。
- 後半は露骨なエロ表現が出てきて、少し残念。
とにかく”タイツ”
女子高生3人組と女教師にて、普段の日常から、いかに”タイツ”を魅せるか、というアニメ。・・・つまりどういうこと?と言われても、これ以上伝えようがない。
1話約4分のショートアニメ。全12話なので、合計50分弱である。
私自身、タイツに特別な感情は持ち合わせていないので、本作にどういう思いで向き合えばよいのか最後まで困惑はしていた。タイツに思い入れがある方の場合、本作に対する評価も大きく変わってくることだろう。
原作は「よむ」。(2021/2時点)Twitterやpixivで、「がんばれ同期ちゃん」を連載している。男の何かをくすぐる作品を世に出している人である。毎回非常に楽しんで連載を観ております。
エロではなく、もっと高尚な何か
当初、単なるエロネタアニメかと思っていたが、女子高生たちの日常を自然な形で見せつつも、本題のタイツの魅力を余すところなく引き出していた。ショートアニメには珍しく、非常に確りとしたクオリティであり、丁寧に作り込まれている。
タイツに至っては、凄まじいほどの質感である。
2008年頃のアニメ「イヴの時間」を観ていた時と近い感情を抱いた気がして、アニメというよりアートに近い高尚な何か、を感じていた。
後半は露骨なエロ表現があり、ちょっと残念
前半は、上述したような高尚な何かを感じてはいたのだが、後半になると、男キャラが出てきて、露骨なエロ表現が散見された。
また、多少の百合表現も後半から見られた。最初から百合設定だったっけ?と視聴者は困惑したのではなかろうか。テコ入れだろうか。
この辺がちょっと残念でございました。
アニメ制作に関して、TVではなく、ネット配信も多くなってきたことから、このようなニッチなテーマのショートアニメが作りやすくなったのだろうと思う。
アニメ全体としては表現の幅が拡がり、良い兆候なのではなかろうか。今後とも応援していきたい。