【アニメ感想】土下座で頼んでみた(評価レビュー:A-)
土下座で頼んでみた、視聴完了。考察というか、評価や感想を書いていく。
何気なく、dアニメストアでCOMPLETEのウィークリーランキングを見たら、「土下座で頼んでみた」が1位になっていた。内容を見てみると、ショートアニメだったので、軽い気持ちで視聴開始。私は本作を高く評価したい。
以下総括。
- 果てしなくくだらなく、限りなく低予算で、半端なく面白い。
- 素晴らしい軽快なテンポ、声優の良さを引き出している。
- 開始3分で心を掴まれる。やはりアニメはこうでなくては、と思わせてくれる作品。
女の子に土下座してちょっとエッチなお願いをするアニメ
もうそれ以上でも以下でもない。
本作は、約3分30秒のショートアニメ。うち、1分は曲なので、実質中身は2分程度となる。ギャルゲーのように主人公の一人称視点で終始描かれている。1話1ヒロイン構成。各ヒロインに対して、主人公が土下座をしてちょっとエッチなお願いをするアニメである。
低予算ショートアニメの神髄
本作、大きな特徴としては「低予算」であろう。実際、他作品の相場と比べて低予算なのかどうかは知らないのだが、明らかに低予算であることは伝わってくる。
しかしながら、その低予算=低クオリティとは感じさせない作りとなっている。まず、テーマ選びが秀逸。低予算であると表現できることは限られる。そこで、「エロ」と「声優の掛け合い」を主軸にしている。
やはり、「エロ」というのは効果が絶大である。なんだかんだ男としては、作品自体のクオリティがどうであれ、ある程度のエロがあれば視聴することは可能だ。かつ、エロであれば、大して動かないアニメーションでも問題にならない。(むしろ、エロで中途半端なアニメーションをされると逆に白ける。)
そして「声優の掛け合い」である。本作の内容は、声優とテロップ芸で構成されている。これにより、作画数を少なく抑えつつも、軽快なテンポで物語が進んでいく。
したがって、本作に関して、「いくらでも観れる」という状態に突入する。
また、特出しているのは、毎回各話の最後に流れる曲である。↓
曲自体が非常に高い中毒性を持つ*1。それ自体も素晴らしいのだが、この曲に合わせたアニメーションについても、確実に低予算で制作されたものと分かるのだが、その低予算ぶり(≒低クオリティ)を感じさせない仕上がりになっている。
冒頭で声優の掛け合いによるテンポの良さで本作の世界観に誘われ、途中のエロにより惹き込まれ、最後の曲で心を掴まれる。
本作から、低予算ショートアニメの神髄を見た。
本当にありがとうございました。
*1:サビの入りは、PENICILLINのロマンス、を彷彿とさせる。