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【アニメ感想】映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(評価レビュー:B)

映画 プリキュアラクルリープ みんなとの不思議な1日、視聴完了。考察というか、評価や感想を書いていく。

 

娘がいるのだが、案の定プリキュアはそれなりに観ている。私は娘とたまに観ている程度なので、プリキュアについて熱く語れないのだが、備忘として感想を残しておこうと思う。

以下総括。

  • タイムリープ」ものなので、コストカットに成功。
  • 先代、先々代のプリキュアたちとの大団円は胸熱。
  • ライトを付けるタイミングを逃した。みんなは見逃さないように。

娘は楽しそうに観ていたので、何よりである。

spring.precure-movie.com

 

「ヒーリングっど♥プリキュア」のクロスオーバー映画

プリキュアの映画は基本的に年に2度、制作されている。TVシリーズ放映序盤に先代プリキュアも登場する”クロスオーバー”映画。TVシリーズ放映終盤に次世代プリキュアが少し登場する”レギュラー単独”映画。本作は「ヒーリングっど♥プリキュア」のクロスオーバー映画である。

先代・先々代の「スター☆トゥインクルプリキュア」「HUGっと!プリキュア」が登場する。娘と私は”スター☆トゥインクルプリキュア”から観ていたので、”HUGっと!プリキュア”は観たことが無かったのだが、まぁ知らなくても雰囲気で楽しめる。

HUGっと!は、キャラデザが大人っぽく、視聴者のターゲット層が少し高めなのではなかろうか。一方で、スタートゥインクルビビットトーンで幼めな顔立ち。

ただ、この2作と並ぶと、ヒーリングっどは、色もキャラも少し地味な印象を受けた。特に主人公のピンクは天真爛漫なおてんばキャラが続いた中での真面目キャラへの転身。少し趣向を変えてきたのだろうか。

 

タイムリープ」による良く出来た商業作品

親の立場から言うと、子供が「映画を観たい!」と言ってきたら、全くもってやぶさかではない。金はかかるが、公園に行くより疲れないし汚れない。そして、大抵は商業施設が併設されているので、フードコートなどでご飯も済ませられる。

正直、映画の内容は何でも構わない。眠かったら寝ればいいし。

新作映画が始まれば、子供は観たいと言ってくるし、親はRejectしないので、子供向けの映画は常に一定の客が付くはず。なので、製作者側としては酷評されない程度に、いかにコストカット出来るかが腕の見せ所である。

本作は「タイムリープ」ものなのだが、これは良く出来ている。タイムリープ自体は良くあるものだが、分かりやすいので、プリキュアの設定をあまり理解していないお父さんたちも作品に入り込みやすくしている。かつ、タイムリープなので、同じシーンの使い回しを正々堂々と出来るため、潔いコストカットを実現している。

そして、先代・先々代のプリキュアたちの変身シーンもTVシリーズの使い回しであるが、これに至っては、視聴者側も「待ってました!」ぐらいのテンションになるので、これまた正面突破でのコストカットをしてくる。

非常に良く出来た商業作品である。ノウハウ蓄積の格が違う。

 

 

と、思ったより熱く語ってしまったのだが、作品のストーリー自体の感想は特にございません。ライトを付けるタイミングが今作は難しかったので、見逃さないように。