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【アニメ感想】羅小黒戦記〜ぼくが選ぶ未来〜(評価レビュー:A)

羅小黒戦記〜ぼくが選ぶ未来〜、視聴完了。考察というか、評価や感想を書いていく。

 

「羅小黒戦記〜ぼくが選ぶ未来〜」とは、中国の会社が制作したアニメ映画である。映画を観に行く時間があり、近くの映画館でやっていて、未視聴のアニメ映画が本作のみだった*1。ネット上の評価が結構良かったので視聴することに。

以下総括。

  • 一言でいうと、「これは観た方が良い」
  • 作品テーマの目新しさは無いが、全体的にそつなくこなしている。
  • 動きを重視したアニメーション。高クオリティ。

中国原産のアニメは観たことが無かったのだが(というか他に何があるのかも知らないレベル)、本作はかなりレベルが高い。制作会社(北京~)、監督(MTJJ木頭)ともに今後チェックしてみよう。

ちなみに、「羅小黒戦記」は「ロシャオヘイセンキ」と読む

luoxiaohei-movie.com

 

ちなみに、近くの映画館では、4DXでしか本作を上映していなかったため、ちょいとお高目ながら4DXで観ることに。私は4DX不要派であり、本作も4DXで観る必要は無いと感じた。友人が4DXについて語った記事があるので紹介しておく。↓

lawofcycles.hatenablog.com

 

WEBアニメ「羅小黒戦記」の前日譚

本作の「羅小黒戦記〜ぼくが選ぶ未来〜」は、2011年にWEB上で公開された「羅小黒戦記」本編の前日譚にあたる。と言っても、私は「羅小黒戦記」自体、全く知らなかったが、全く気にせず楽しめた。

時代設定はスマホが普及している現代なるも、「妖精」という種族が存在し、人間から隠れて暮らしている。人間社会に紛れて生活をしている妖精もいる。基本、人間による開拓によって、妖精は住むところを追い出されてしまった。人間を憎む妖精も多い。

つまるところ、本作のテーマは「人間と妖精の共存」である。

 

テーマの目新しさは無いが、そつがない

「人間と〇〇の共存」というテーマの作品は昔から多い。本作もその一つである。そういう点では、目新しさは全くない。

ただ、全編通して、”そつがない”と感じた。シリアスとコミカルのバランスが良く、場面展開も早いため、視聴者を飽きさせない。また、海外の作品だと、直接的な表現が多いと思っているんだけど、本作は場面と場面の間をあえて描かずに、行間を読ませる形にしている。これにより、作品の”奥行き”を感じた。この点は、日本アニメに通ずるものがある。

作中で、”正義が入れ替わる”場面があるのだが、良くある手法ではありつつも、こういう効果的な演出を入れ込むところに、”そつのなさ”が増している。

 

高クオリティの動き重視アニメーション

本作は、3Dから2Dに落として制作されている(たぶん)。鬼滅の刃のアニメでもそうだが、最近のセルシェーディング*2の技術力の向上は目覚ましいものがある。ほとんど違和感を感じない。

作画は、人物の影を少なめにして、アニメーションとしての動きを重視している。線画をあえて太くすることによって、絵柄がポップになり、可愛さを表現している。3Dの強みを活かした、大胆なカメラワークも多く、躍動感がすごい。

総じて、高クオリティである。

 

 

絵柄は子供向けっぽいが、内容は子供にとって若干難解ではなかろうか。逆に言うと、大人は十分に楽しめる。

全般的に高評価なのだけれど、やはり良く見るテーマであったことがちょっと残念。でも、これからも良い作品を作り出すと思うので、要チェックしていきたい。

*1:本当は、おジャ魔女の新作映画の「魔女見習いをさがして」を観る気満々だったのだが、2020/11時点では、TOHOシネマズ系列くらいしか上映していないっぽく、近くの映画館では上映していなかったのだ。

*2:トゥーンレンダリングと言った方が一般的なのかな。