調査役から一言

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【アニメ感想】日本沈没2020(評価レビュー:C+)

日本沈没2020、視聴完了。考察というか、評価や感想を書いていく。

 

NETFLIXを契約したので、せっかくだから独占配信作品を探していたところ、本作に辿り着いた。ぱっと見面白そうなのだが、ネット上の評価はすこぶる悪い。逆に観たくなってしまい、かつ全10話と少なめだったので、視聴開始。うむ、世間の評価に納得しました。

以下総括。

  • 決して面白いわけではなく、クオリティも低く、ストーリー構成も良くない。
  • 題材も制作会社も悪いものではない。それぞれが噛み合わず、良さが出なかった。
  • ただ、展開が早く(それほどは)飽きさせない。ラストはキレイにまとまっていた思う。

正直、2クールだったら6話くらいでギブアップしていたと思う。伝えたいことも少ないので、さくっといきます。

japansinks2020.com

 

原作は1973年刊行のSF小説

日本沈没」、映画等もやっているので、名前だけは大概の人は聞いた時があると思う。原作は未読なんだが、カテゴリはSF小説なるも、本作を観る限り、かなり科学的に描かれていると思う。まぁ、だからこそ50年近く経っても様々なメディアミックスがされる人気作なのだろう。

本作は、地殻変動により日本が徐々に沈没していく中、一つの家族とその周りの人たちが、助け合いながら生き延びていく物語である。・・・と書くと、絶望の中でも希望の光が強い感じがするが、作中では大部分が絶望である。

こういうテーマはラストが難しい。広げに広げた風呂敷をどう畳むのか。ドラゴンヘッド」の二の舞にならないことを願う。

 

なんだかんだクオリティは低い

本作、特に作画のクオリティは低い。アニメ制作会社は「サイエンスSARU」。このサイエンスSARU自体は決してクオリティの低い作品を作るところではない。あの「映像研には手を出すな!」を制作している。淡白な線画にしつつ、ぐりぐり動く味のある軽快なアニメーションが特徴である。

ただ、本作は動きよりも、精巧な背景美術や複雑な心理描写が必要だったはずである。なので、サイエンスSARUによる淡白な線画が、ただの手抜きに見えてしまい、持ち味を出せず、結果、”クオリティが低い”という評価になってしまった。

題材もアニメ制作会社も悪いものではないのに、このような結果になってしまって残念。組み合わせが悪いように思えた。

(ただ、そういう背景はありつつも、ところどころ、ただ手を抜いている場面は感じられた。映像研とは力の入れ具合が全く違う。低予算だったのかしら。。)

 

また、ストーリー構成も良くない。この壮大なテーマの割に、全10話とコンパクト。無駄な話をしている時間はないはず。それなのに、途中で出てくる宗教家の内面を深堀し始めるとかどうかしている。

 

ただ、ラストは良かった

褒める部分は、展開の速さとラスト。たしかに上述したような無駄な話はあるも、メインの人物たちが次々と命を落とし、かつ、ずるずる引きずらずにさっぱりと描かれているので、重くなり過ぎない。よって、展開が早く、視聴者を(それほどは)飽きさせない。

また、ラストは結構良かったと思う。どうやって終わらせるのかと思っていたが、絶望的な状況の中での救出劇、その後の生活や世界情勢の描き方、思っていたよりもキレイにまとまっていたと思う。本作では、この点が評価する上での救いであった。

 

 

決して面白いわけではなかったけど、ドラゴンヘッドのような終わりにならなくてよかった。むしろ、興味が出た人は、ドラゴンヘッドを読んでほしい。↓

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