【アニメ感想】ゾンビランドサガ（評価レビュー：B+）
ゾンビランドサガ、視聴完了。考察というか、評価や感想を書いていく。
タイトルでは大して期待をしていなかったけど、ネット上での評価が思いのほか良かったので視聴。良い意味で裏切られました。
実はアイドルもの
がっこうぐらし！のような出落ちゾンビサバイバルものかと思っていたが、実はアイドルものであった。ただ、出落ちには変わりない。第一話冒頭での出落ちには驚かされた。かなりのスピード感である。
女の子たちがゾンビになって佐賀のご当地アイドルをやる、というどうやったらこんな発想になって、どのようにプレゼンをしたら会議が通ったのか、興味深いところ。
秩序のある中で好き勝手やっている演出
本作品で一番語りたいところはここだろう。視聴者を置いてきぼりにしない程度に、良い意味で好き勝手な演出をやっている印象。光るものあり。特にOPのインパクトは素晴らしい。バルタン星人的な怪獣と戦うシーンはコマ送りで観たくらいだ。インパクトだけでなく、走るシーンや振り向くシーンなど、目立たないシーンでも状況や心情に合わせた細かい気配りをした動き方をする。
でも、ピークは第二話かなぁ。。。
ここが非常に残念。第二話を観た時点で、「これはかなりの良作になるのでは」と期待し、相当なポテンシャルを持った作品だと思ったのだが、すでにここがピーク。中盤からは、特段悪いわけではないのだが、そこそこの良作程度に終始し着地してしまったことが残念である。また、ライブシーンの３Dの動きについて、序盤から中盤にかけてはかなり粗く完成度も低い。ラブライブやプリキュアのEDと比べるとかなり見劣りする。ただ、最終回のライブシーンでは妙に３Dシーンのクオリティが高くなっており、1クール内で謎の進化を遂げていた。
「巽幸太郎」（CV:宮野真守）をどう見るか
このノリ、賛否両論だろう。もちろん、宮野なので、実力はあるので演技自体は問題ない。 ゾンビランドサガを視聴する上で、この巽幸太郎のノリを許容できるかどうかが第一関門であろう。
総じて惜しい作品である。ただ、まずは第二話まで観て、性に合えば最後まで楽しめるはず。二期が決定しているようなので、期待しよう。特にOP。
