【アニメ感想】Fate/stay night [Unlimited Blade Works](評価レビュー:A+)
Fate/stay night [Unlimited Blade Works](以下、UBW)、視聴完了。考察というか、評価や感想を書いていく。
同僚から言われた一言に衝撃を受けた。「今の若い子たちは、Fate/stay nightのアニメと言えば、UBW(=遠坂凛ルート)らしいですよ。」と。うーむ、時代が変わっている。また、最近、はめふらのカタリナやかぐや様の四宮かぐやの絵を描いていたら、嫁さんに「お前、Fateの遠坂も好きだろ」と図星を刺される。というわけで、2つのきっかけが出来たのでUBW視聴開始。総括に入る前に、まず私のFateに関する知識を共有しておく。
- 10年以上前にFate/stay nightの初代アニメ視聴済み。
- 同じく10年以上前に原作ゲームは全ルート制覇済み。
- Fate/Zeroのアニメはリアルタイムで視聴済み。
- ただ、いずれもうろ覚え。
- FGO、プリズマイリヤ等の派生系は何も分からない。
今更Fateに関してストーリーとかをあーだこーだ言ってもしょうがないので、この記事は、上記のような知識の場合に本作アニメをどう感じたか、という前提で書いていきたい。というわけで、改めて以下総括。
- ufotableらしい高クオリティアニメ。作画、キャラデザ、アクション、OP/EDもろもろ一級品。
- 上記前提知識に一番響く作品(だと思う)。
色褪せないねぇ、こいつら。
ストーリーは遠坂凛ルート
2006年に放送されたスタジオディーン制作のアニメは、Fateルート(セイバールート)であったが、今作はUnlimited Blade Worksルート(遠坂凛ルート)である。原作では遠坂ルートであるとともに、士郎ルートでもあるが、本作でも確りとその点は描かれている。
存分にufotableクオリティ
最近だと「鬼滅の刃」で名を上げたアニメ制作会社のufotableだが、「空の境界」など前々から高クオリティの作品を世に出している*1。
Fateの最大の魅力は何か。人によって様々だろうが、私は魅力的なキャラクターたちだと思う。それぞれ良くも悪くも向かう先は違うが、芯を持ったブレないやつら。原作は15年以上前だが、未だに色褪せない。ただ、今更Fateのキャラクターたちの魅力を語りたいわけではなく、ここで言いたいのは、その魅力的なキャラたちを存分に映えさせるufotableらしいキャラデザや作画、アクションになっているのだ。
内容うろ覚え状態が一番本作を楽しめるはず
上述したように一通りFate/stay nightに触れてきた人生であったが、10年以上前の話である。また、当時、内容について深く分析等をしているわけでもなかった。それ以降は派生が多すぎてよく分からなくなり、本作の放送がされても手を出していなかった。つまり、全てにおいてうろ覚えである。
たぶん、このうろ覚え状態が功を奏した。サーヴァントや聖杯戦争等について、作中で多少の説明はあるが、全くFateに触れていない人には取っ付き難いだろう。また、がっつり内容を覚えている人にとっては、クオリティの高い映像化作品程度で終わっていることだろう。うろ覚えであることによって、ストーリーを新鮮に観ることが出来つつも、断片的に覚えている内容が出てくると懐かしい気持ちにもなれる。そして、設定等に置いてきぼりにされずに物語についていけるのだ。
ついに来るぞ、Heaven's Feelルート(桜ルート)。劇場三部作で一部、二部は公開済み。最後の三部は2020/8/15公開。原作でやったのはギリギリ未成年くらいだったが、幼気な私でも何か闇みたいなのを感じた記憶がある。Fateが日常に根付いていない一般人にとって、Fateシリーズを観るには勢いが大事だと思っていて、UBWを観ていただきつつ、この流れに乗ってHeaven's Feelも観ていただきたい。