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【アニメ感想】ふしぎの海のナディア(評価レビュー:-)

ふしぎの海のナディア、視聴完了。考察というか、感想や評価を書いていく。

 

言わずと知れた90年代前半を代表するアニメの一つである。と言いつつ今まで観たことが無かった。ある日、おしゃべりな美容師さんとアニメの話になり本作の話題が挙がった。これは何かの縁だと思い視聴開始。名作なので評価ランクは設定しません。

以下総括。

  • 約3クールをかけた壮大なストーリーで見応え十分。
  • 制作スタッフ陣の豪華さたるや。総監督:庵野。キャラデザ:貞本。
  • ただ、肝心のナディアがどうしても好きになれない。

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3クールをかけた壮大なストーリー

最初の舞台は1889年のフランス。機械いじりが好きな男の子の”ジャン”はパリ万国博覧会の飛行機コンテストに参加するため機体を整備していた。そんな折、褐色の少女”ナディア”が目の前を通り過ぎた。一瞬で心を奪われたジャンはナディアを追っていく。

というところからストーリーが始まる。ピュアと言ってしまえば聞こえは良いが、実際にあったら若干気持ち悪い展開である。

ナディアは”ブルーウォーター”と呼ばれる謎の宝石を持っており、それを狙った謎の一味に追われる羽目になるのだが、ジャンはナディアを助け出す。そして、ナディアの生まれ故郷であるアフリカまで自作の飛行機で連れていくことを約束する。

まさに”ボーイミーツガール”的な物語である。その後、飛行中に機体が壊れ漂流するも謎の戦艦に助けられる。ここからジャンとナディアの冒険が始まり、この世界の真実を知ることになる。という感じ。

 

約3クール(全39話)をかけて壮大な物語を繰り広げたわけだが、物語の真相が分かる時には謎のキャラが丁寧に説明をしてくれる。39話もあったのだから、もうちょっと見せ方があったのではないかと思う。ただ、全体的に無理なく収められラストも良い感じに着地した印象。さすが総監督が庵野だけのことはあり、練り込まれたストーリーであった*1

 

肝心のナディアがどうしても好きになれない

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正直、この一言に尽きる。

ナディアの生い立ちに関しては本人が望んだものではなかったにせよ、この一連のいざこざはナディアの存在が起因となっているのにその自覚が無さすぎる。

行く先々で文句を垂れ続けているナディア。そして身の丈に合わないこだわりを持ち、それで問題を起こした挙句にジャンに助けてもらったのにも関わらず感謝すらしない。それでもジャンはめげずに何かとナディアに無償の愛を注いでいるというのにぞんざいな扱いを受け続けている。物語の中盤以降、ついにジャンと少し良い感じになったのだが、その状態においてナディアが他の男に惚れるというメインヒロインにあるまじき体たらく。そして、自身の性格の悪さを自覚しているという開き直りっぷり。

いくら褐色娘が好きな私でも目に余る所業の数々。

ただ、そんな状況でもジャンはナディアに健気に尽くすのである。ここまで来るとジャンの異常性すら感じてしまう。

最後の最後までナディアを好きにはなれなかった。

 

 

本作の良心「グランディス一味」

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チームワークの悪いジャンたちとは打って変わり、語らずとも常に目的を共有し進むべき方向を定め一丸となって行動し、かつ常に遊び心を忘れない「グランディス一味」。

この3人を見ていると非常に痛快で爽快な気分にさせてくれる。ややこしい性格の登場人物が多い本作において、この3人が唯一の良心である。

 

 

総じて、ストーリーは面白いんだけどナディアに何回もイライラ・モヤモヤしてしまい、心から楽しめた作品では無かったかな。プラグスーツやBGM、戦闘シーンのやり取りなどエヴァの原点みたいなものが垣間見れるので、その点が気になる人は観ても良いのではないでしょうか。

*1:クオリティを捨てている回も何話かあったが。。