【顔面神経麻痺】ラムゼイハント症候群というのになってしまった...(その⑤:最終診察)
「顔面神経麻痺」になってしまったというお話のその⑤。
(最終診察)
「ラムゼイ・ハント症候群」と診断されてから約2ヶ月半程度経過。前回記事で締めのつもりの感想戦をしたのだが、最終診察が終わったので雑感含めブログに残しておく。
前回記事はこちら↓
【目次】
【ざっくり時系列:81日目】
2020/8/7:発症81日目
顔面神経麻痺になってから5回目の診察。そういえば顔面神経麻痺になってたなぁ、としみじみ思いながら病院に赴くぐらいの心境である。2ヶ月半前に発症したのだが、もはや昔の出来事のようだ。
約3ヶ月程度、を病状の区切りとしているらしく、前回の診察時点でほぼ治りかけていたのだが、この時期に診察となる。今回も検査は無く診察のみ。
診察番号が呼ばれ、医師と「あ、ども。」「ども。」みたいなやり取りをして診察。
- ほぼ完治ですね。
- 口の”への字”が完全には出来ていないですね。
- ビタミン剤等の薬は2週間分追加で出しておきます。
- これで最終診察にしましょう。
ということで、完全に最終回である。もう、本当にもう一度は罹りたくない。何回も言うけど、顔が動かしづらいとか、耳周りのしこり・かさぶた・膿とかの異常があれば、とりあえず仕事を休んで病院に行ってほしい。
【顔面神経麻痺の病状・影響】
※前記事からのアップデート赤字
病状のスピード
どこに基準を置くか難しいのだが、口を開いた際に見える下の歯で表現する。こう見ると、ステロイド投与しても悪化し続けている。病状については、40点法という評価方法があり、診察時に実施した。サイトによって評価基準はまちまちのようだが、10点未満が重症、10~18点が中等症状、とのこと。
初日:
麻痺している右側奥歯が見えない。
2日目:
前歯が半分しか見えない。※この日の夕方からステロイド投与開始。
40点中:16点
3日目:
前歯がほぼ隠れる。
4日目:
左の奥歯しか見えない。
5日目~8日目:
4日目以降変化なし。平行線をたどる。
40点中:14点。少し下がる。
18日目:
診察3回目。
40点中:18点。かなり動きは良くなっている気もしたが、点数にするとこの程度の模様。
39日目:
診察4回目。
40点中:34点。ほぼほぼ正常状態に近い。顔の上部は満点。下部の口周りで少し減点という結果。
81日目:
診察5回目。
40点中:38点。評価項目の一つである、「への字口」が正常側よりも出来ていないため減点。初回、そもそも「への字口」をどうやるのか分からなかった。今まで生きてきて、への字口をした覚えがない。あと、この減点が顔面神経麻痺のせいなのか、元々なのかも、もはや分からないと思っている。元々左右の顔のバランスがズレている人って結構いるよね。(というか左右のバランスが一致している人の方が少ない気もする。)
【雑感】
さて、今までいろいろと書いてきたけれども、書き忘れたこととかを雑多に書いていきたい。
ステロイドの副作用
顔面神経麻痺になり、最初の診察でステロイド(プレドニン錠)を処方された。おそらく、これが効いて治ったのだと思っているが、このステロイドは副作用が非常に多い。多すぎて書ききれないので詳細を知りたい人はググってほしいのだが、私は”ニキビ”が大量発生した。
約2週間、ステロイドを飲んでいたのだが、その2週間は基本的に何も副作用が出ているような症状は無かった。ただ、最後のステロイドを飲んだ夜、風呂に入るときに肩に大量のニキビが出来ていた。顔にも出来そうな雰囲気が漂っていたのだが、案の定、次の日から顔にも大量にニキビが出来て、顔を動かすと顔面が痛いレベル(せっかく動くようになったのに・・・)。白ニキビと赤ニキビが入り乱れて、見た目は凄惨なものであり、思春期だったら心を閉ざしそうなものだが、アラサーともなると容姿に関しては鉄の心を備えているのでそこまでのダメージは無かった。そのニキビたちは約2週間程度で治まってくれた。
ステロイドを処方されたときに副作用の説明は確りと受けた上で、「顔面神経麻痺が治る可能性があるのならば、どんなリスクでも飲む!」と豪語したのだが、いざ麻痺が治りかけてくると、「あーまじステロイドの副作用最悪~」とか思ってしまう*1。
人間とは現金なものである。
お薬手帳
どちらかというと体調を崩しやすく病院にかかることが多い方なのだが、単発の病気で1週間くらいで治ることが大半なので、お薬手帳の必要性を感じなかった。
今回、複数の病院にかかり、複数の医師に処方されている薬を説明し、ややこしい薬を複数処方されたりするとさすがに脳内管理が出来なくなる。でも、紙ベースのお薬手帳や説明書なんぞ持ちたくない。
どうしようと思っていたのだが、大学病院初回診察後の薬局受付にて、
「お薬手帳持ってますか?もしくはアプリを。」
ん?アプリ? そうなのだ。お薬手帳アプリなんぞ普通にあるのだ。ITに従事する者としてアプリの発想が無かったことを猛省したい。
「あ、、、アプリ持ってます。」
と瞬時に嘘をつき、待合室でインストールした。薬局でもらう薬の説明書にQRコードがあり、これをアプリで読み取れば、日付、薬名、効果、副作用、処方薬局、担当医、等々の情報が自動で入る。便利すぎて唸った。
私がインストールしたのは「EPARKお薬手帳」。他アプリと比較してはいないのだが、本アプリで特に文句は無い。
【最後に】
もし、顔面神経麻痺が再発したら本記事続けます。みんなも気をつけてね。
*1:でも、たぶん皆も同じ状況になれば同じこと感じると思うよ。