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【アニメ感想】終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(評価レビュー:C)

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?、視聴断念。考察というか、評価や感想を書いていく。

 

タイトルなげぇ。何故かはわからないが、dアニメストアのおススメに何かと本作が出てきて、タイトルも何かと気になるので視聴してみた。結果的には第6話で視聴断念。最後まで見ていないので記事もさくっといきます。感じたことは以下。

  • 雰囲気アニメのようだが、そうでもなく直接的な説明が多くて白ける
  • 本作のテーマを安易に「恋愛」にしてしまったことが残念
  • ただ、手抜きアニメではない。単純に心に響かなかった。

ちなみに、本作の略称は「すかすか」と言うらしい。絶妙。


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人間族唯一の生き残りの主人公と過酷な運命を背負った少女たち

人間以外にも知性を持った種族がいる世界観。500年ほど前に突如地上に化け物が現れて、一番繁栄していた人間族が滅亡してしまう。その後、他種族は一部の地上を浮上させた場所で暮らしている。地上で暴れている化け物に対抗するには、人間族だけが使える伝説の剣的なものがあるものの、滅亡してるので使えず。でも、特定の妖精族にはこの伝説の剣が扱えることがわかり、お偉いさんがこの妖精族を兵器として育成している。その養成所に主人公が監督責任者として配属される。そこからは主人公が妖精たちを救うべく動いていく、といった感じ。

 

雰囲気アニメのようで、そうでもない

タイトルからして雰囲気アニメっぽく、第1話もそれらしくあまり世界観の説明は無く話が進んでいく。といいつつ、それも最初だけで、世界観の説明が登場人物から普通に行われるなどあり肩透かし。もっと抽象表現や演出によって視聴者を本世界観に引き込む必要があったように思える。説明も直接的であり非常に白けた。

 

安易に「恋愛」をテーマにするのはいかがなものか

上述したように過酷な運命を背負っている少女(妖精)たちだが、兵器として育てられているだけあって自分の命というものに無頓着であるという設定である。が、少女たちの感情表現が非常に豊かであり違和感があった。この少女たちを救うのであれば、少女たち自身が自分たちの存在意義を問いかけて、自分自身は何がしたいのかを自問自答し続けた結果、その助けに沿って主人公が手を差し伸べるべきである。ただ本作は、主人公とメインヒロインの少女がたまたま町で出会って良くしてもらったことをきっかけに恋愛感情が少女に芽生え、その「恋愛」を救いのテーマとしてしまった。ちょっと安易ではなかろうか。

 

ここらへんのモヤモヤが解けぬまま、第6話までいってしまったので視聴断念。唯一、良かった点としては久々に井上喜久子の声を存分に聴けたことだろうか。