調査役から一言

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【アニメ感想】Dr.STONE(評価レビュー:A)

Dr.STONE、視聴完了。考察というか、評価や感想を書いていく。

 

原作は未読です。

 

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絶望的状況をコミカルに

全人類が突如石化し、数千年後に主人公が目覚め、一から科学発展を目指すお話。このような超展開物語の場合は、絶望的な状況の中で一縷の希望を探していく、という流れが多い中、最初から希望をテーマとしつつ、良い意味でコミカルに描けている。一方で、文明が発達していない(正確には文明の消滅)状況下において、一番怖いのは病原菌であり、そこに関しては多少シリアス展開を確り挟みつつも、暗くなり過ぎず、希望を見出していくというキレの良いストーリー展開をしている。作品内に出てくる科学設定も事実に基づいたものであり、若干ラッキー展開は多いものの、素材の発掘等から始めており、視聴者として納得感あり。

2クールであり、若干中だるみは否めないものの、前半部分での本作に対する掴み、および後半の畳みかけるような新展開。全体的な構成はうまくまとまっている。特に後半の新展開では、本作の可能性を拡げており、視聴者の高揚感を持続できるものとなっている。

 

好感の持てる主人公とクセのあるキャラデザ

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本作の魅力の一つとしては、主人公の人柄であろう。主人公は高校生ながら科学に精通しており、一からの科学発展の理論においてはほぼ一人で考え抜いている。つまりインテリキャラであるが、インテリによくある他者を小バカにするような言動等は無く、逆に人それぞれの個性を尊重し、科学は一人では発展できないことを十分に理解しており、非常に好感が持てる。

作画に関して、キャラデザは若干のクセがあり、特に主人公はなぜこのデザインにしたのかはちょっと謎(原作側に言うべきか)。ただ、そこまで人を選ぶようなデザインではない。全般的に作画のクオリティは高水準で安定している。が、作画のここがすごい、という部分も特になかった印象ではある。

 

でも、たまに演出/脚本がダサくない?

しかしながら、たまに演出/脚本が非常にダサい時があり非常に残念であった。。

(例としては、小悪党が子供を人質に取って主人公たちの動きを妨害するとかいう小学生でも考えられそうな展開。これは原作もなのかしら)

 

二期決定

原作は少年ジャンプで連載中ということもあり、アニメの一期では区切りを付けて終わらせている。本作は非常に完成度は高く、二期も制作決定したとのことで、是非皆さんに見てもらいたい。

 

 

 

 

第二期の感想ブログはこちら↓

takerururu.hatenablog.com